「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。
それでは、「知らぬが仏」 の赤川ルートをご紹介します。
「赤川登山口」の天候は曇りですが、天気予報では後に晴れるとのこと。
舗装された駐車場と、ログ風のトイレが完備されています。
*しかし「赤川ルート」にはここ以外にはトイレは無いので、ご注意を!
朝6時前にはバッチリ到着。 |
「赤川ルート」の実際を 全く知らない「即席登山隊」。 カメラの前で余裕のポーズ。 |
登山口の入り口には 「登山届け」の記入場所がありました。 |
「遭難多数・・・」、 結構おそろしいことが書いてあります。 が、記入を長女にまかせたため、 私は読んでなかったんです。 |
あとで知ったことですが、今回目指した「久住山」の標高は1,789メートル、
「久住連山」の最高峰「中岳」の標高は1,791メートルで、九州本土最高峰!
皆さん、「久住山登山」にはしっかりした装備で登って下さいね!
ここが「赤川登山口」 |
犬は連れて行かないほうがいいみたい・・・ |
さすが「へっぽこ登山隊」(笑) でも沢の水がとっても冷たくて 気持ちよかったです。 |
「やぶ」もあります。 半ズボンは止めた方がいいです。 |
これが「赤川温泉」の源泉地。 周囲は硫黄のにおいがプンプンしてます。 |
火山岩に木の根っこが しがみつくように生えています。 |
「赤川登山口ルート」の前半は整備されていて、 我ら「弱小登山隊」でも十分登れたんです。 |
それでもすでにへばってますが(笑) |
登山ルート前半を順調に登ってきましたが、
ふと振り返ると素晴らしい風景が眼前に。
35年ぶりの登山をした私はこの絶景に大喜び!
「雲海を見下ろす」って滅多にないですから!
ここまでなら
「いや~、登山ってほんとにいいもんですね ♬~」
って思えます。
雲海から顔を出しているのが 「阿蘇山」 |
ここはちょうど「見晴台」のようになっていて 絶好の撮影スポット。 |
ガマンしてくれていたお天気も崩れてきて、
パラパラと雨が降り出しました。
ここで雨具を装着しました。
結果的に少々降った程度で止んでくれたんですが、
これが下山時の「苦行」の原因になろうとは・・・
ようやく頂上がみえてきました! が・・・ |
この勾配!!! 45度あるじゃん!!!! |
「赤川ルート」のクライマックスって、
一般人の考える「登山」じゃありません!
「岩登り」
です!両手、両肘、両膝、まさに全身を使って
ゴロンゴロンの岩を登らないといけません。
われら「にわか登山隊」は、そんなことすら知らず、
手袋を持って行ってなかったんですが、絶対に必要です!
手を使わず登るなんて不可能です!
*「岩登り専用」の手袋があるのかは存じませんが
ただの軍手とかじゃなく、ゴムの滑り止めが付いた手袋が
良いのではないでしょうか。
ここではいわゆる「三点支持」を考えざるをえません。
「次にどこに手足をのばすか?」
と大きな岩の真上で思案することもしばしば・・・
*くれぐれもしっかりした装備が必要です。
トイレはおろか、水場もありません。
下山後に聞いた話ですが、
夏場の午後遅くの登山はお奨めできないらしく、「カミナリさま」に遭遇すると、
イナズマが真横に飛んでくるそうです!
山腹で遭遇すると、もう地面に這いつくばる以外になく
他人を助ける余裕すらないそうです。
それでも3人でギャーギャー叫びながら
なんとか頂上までたどり着きました!
登山開始から「3時間」もかかりました。
(予定では1時間30分のつもり・・・笑)
雨も上がってくれて、頂上は最高。 |
苦労して登ってきた「赤川ルート」側。 阿蘇の雲海がさらに広がりました!!! |
こちらは反対側の「牧ノ戸ルート」。 久住連山が一望できます。 素晴らしい眺望です!!! |
お盆中ということもあり、頂上は 20名近くの登山客で賑わっていました。 |
この山頂でしばらく絶景にふけっていましたが、
登ってくる人たちを見ていて気づいたんです。
ほとんどの人が
「赤川ルート」の反対側(牧ノ戸ルート)から登ってくる・・・
結果的に、「赤川ルート」での登山中に私たちが遭遇した人は、
ほんの十数人だったんです。
あ~、下山がおそろしい・・・