2014年9月2日火曜日

こんなにキツいとは! 超ド素人が「久住山赤川ルート」から登ってしまった・・・その2


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



それでは、「知らぬが仏」 の赤川ルートをご紹介します。

「赤川登山口」の天候は曇りですが、天気予報では後に晴れるとのこと。
舗装された駐車場と、ログ風のトイレが完備されています。

*しかし「赤川ルート」にはここ以外にはトイレは無いので、ご注意を!

朝6時前にはバッチリ到着。



「赤川ルート」の実際を
全く知らない「即席登山隊」。
カメラの前で余裕のポーズ。




登山口の入り口には
「登山届け」の記入場所がありました。



「遭難多数・・・」、
結構おそろしいことが書いてあります。

が、記入を長女にまかせたため、
私は読んでなかったんです。


あとで知ったことですが、今回目指した「久住山」の標高は1,789メートル、
「久住連山」の最高峰「中岳」の標高は1,791メートルで、九州本土最高峰!

皆さん、「久住山登山」にはしっかりした装備で登って下さいね!

ここが「赤川登山口」



犬は連れて行かないほうがいいみたい・・・



さすが「へっぽこ登山隊」(笑)
でも沢の水がとっても冷たくて
気持ちよかったです。




「やぶ」もあります。
半ズボンは止めた方がいいです。



これが「赤川温泉」の源泉地。
周囲は硫黄のにおいがプンプンしてます。



火山岩に木の根っこが
しがみつくように生えています。



「赤川登山口ルート」の前半は整備されていて、
我ら「弱小登山隊」でも十分登れたんです。



それでもすでにへばってますが(笑)



登山ルート前半を順調に登ってきましたが、
ふと振り返ると素晴らしい風景が眼前に。

35年ぶりの登山をした私はこの絶景に大喜び!
「雲海を見下ろす」って滅多にないですから!


ここまでなら 

「いや~、登山ってほんとにいいもんですね ♬~」

って思えます。

雲海から顔を出しているのが
「阿蘇山」



ここはちょうど「見晴台」のようになっていて
絶好の撮影スポット。



ガマンしてくれていたお天気も崩れてきて、
パラパラと雨が降り出しました。

ここで雨具を装着しました。
結果的に少々降った程度で止んでくれたんですが、
これが下山時の「苦行」の原因になろうとは・・・

ようやく頂上がみえてきました!
が・・・


この勾配!!! 45度あるじゃん!!!!



「赤川ルート」のクライマックスって、
一般人の考える「登山」じゃありません!

    「岩登り」

です!両手、両肘、両膝、まさに全身を使って
ゴロンゴロンの岩を登らないといけません。

われら「にわか登山隊」は、そんなことすら知らず、
手袋を持って行ってなかったんですが、絶対に必要です!
手を使わず登るなんて不可能です!


*「岩登り専用」の手袋があるのかは存じませんが
 ただの軍手とかじゃなく、ゴムの滑り止めが付いた手袋が
 良いのではないでしょうか。
 

ここではいわゆる「三点支持」を考えざるをえません。
「次にどこに手足をのばすか?」
 と大きな岩の真上で思案することもしばしば・・・


*くれぐれもしっかりした装備が必要です。
 トイレはおろか、水場もありません。
 
 
下山後に聞いた話ですが、
夏場の午後遅くの登山はお奨めできないらしく、「カミナリさま」に遭遇すると、
イナズマが真横に飛んでくるそうです!

山腹で遭遇すると、もう地面に這いつくばる以外になく
他人を助ける余裕すらないそうです。
 
 

それでも3人でギャーギャー叫びながら
なんとか頂上までたどり着きました!

登山開始から「3時間」もかかりました。
(予定では1時間30分のつもり・・・笑)

雨も上がってくれて、頂上は最高。



苦労して登ってきた「赤川ルート」側。
阿蘇の雲海がさらに広がりました!!!



こちらは反対側の「牧ノ戸ルート」。
久住連山が一望できます。
素晴らしい眺望です!!!



お盆中ということもあり、頂上は
20名近くの登山客で賑わっていました。




この山頂でしばらく絶景にふけっていましたが、
登ってくる人たちを見ていて気づいたんです。

   
ほとんどの人が
「赤川ルート」の反対側(牧ノ戸ルート)から登ってくる・・・



結果的に、「赤川ルート」での登山中に私たちが遭遇した人は、
ほんの十数人だったんです。


あ~、下山がおそろしい・・・