2013年5月30日木曜日

OBS大分放送テレビ「かぼすタイム」オンエア時刻決定。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



OBS大分放送テレビ「かぼすタイム」オンエア時刻が決まりました。

 6月1日(土)  午前9時45分ごろ から 約10分間

となります。放送が受信できる地域の方、
ぜひご覧いただき、「プププッ」と笑ってやってください!

2013年5月26日日曜日

「川開き観光祭」の大花火


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


先日に、35,4度!という最高気温を記録し、
日本で最も早く「猛暑日」となったここ日田で、恒例の
 「日田 川開き観光祭」
が大々的に行われました。

25、26日にわたり、様々なイベントが盛大に行われますが、やはり一番は
  「花火大会」。
今年はとても良い天気に恵まれ、25日の土曜日は
約6千発!!もの花火が一時間以上にわたって空を美しく飾りました。













今年はお月さまも負けじと美しく輝いていました。














2013年5月23日木曜日

OBS大分放送テレビ「かぼすタイム」の取材


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


このたび、ひょんなことから、OBS大分放送の「かぼすタイム」に出演することとなり、
21日に取材がありました。「キラフテ 木の靴べら専門店」としての初の大仕事です。
お天気はわれらに微笑んでくれました。



自分自身の声や行動が、
まるで他人のそれのように思えるほどの「超緊張」。



オンエアは6月1日(土曜)朝9:25~11:25の間の約10分間ほどのコーナーです。
詳細な放送時間はわかり次第お知らせいたしますね。










2013年5月14日火曜日

インテリア ライフスタイル展 出展。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。



6月4、5、6日に東京ビッグサイトで行われる

「2013 インテリア ライフスタイル展」http://www.interior-lifestyle.com/jp/top.php

に日田の工芸チームの一員として出展いたします。

商業見本市のため、一般の方は入場できませんが、十数万人の来場者のある
イベントです。今年も多くの方に会えることを楽しみにしております。
昨年訪れた際に撮った画像です。













2013年5月7日火曜日

「こいのぼりづくし」の楽しい連休


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


5月の4,5日は、子供の卓球大会が
おとなりの熊本県、小国町でありました。
「こいのぼり」のたなびく会場の「小国ドーム」
杉の産地にふさわしく、屋根は木材の骨組みで組み上がっています。

内部は中学生選手の気合が充満しています。
子供たちは我が子も含めみんな全力で小さな白球に喰らいついていました。
わたしたち大人も勇気をもらいましたよ




練習日を含めて3日間の大会日程なので、子供たちは近くの「杖立温泉」で二泊。
羨ましいですね~。(親は家から通いでの応援です)
宿泊した温泉宿は、とっても趣のある湯治宿で、子供たちのために貸切にしてくれました。
あらためて「羨ましいですね~」
料理も子供向けに献立していただいたそうです。
貸切なので子供たちははしゃぎまわったことでしょう。
お世話になりました!




さてこの時期の「杖立温泉」には有名な名物があります。
それがこの「こい、こい、こいこいこいこいこい・・・・・・・のぼり」です!

数百匹は居りますな



まるで「鯉の滝登り」!


なんと温泉街の中央を流れる川の両岸から「こい、こい、こいこい・・・、あっもういいですか?」
がぴんと張られたロープに気持ちよさそうに泳いでおります。

子供たちを会場に連れて行くために、朝6時30分に宿に立ち寄った杖立温泉でしたが、
とっても素晴らしい風景を楽しむことが出来ました!




温泉が通るレトロな配管設備。
「スタジオジブリ」の宮崎駿監督が喜びそう(笑)」




風情たっぷりの裏路地。
「あ~、ほんとに泊まりたくなります!」













2013年5月2日木曜日

「古くて新しい」活版印刷屋さん (その3)


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


さてこの膨大な量の活字を自在に操るのが、

笑顔が素敵な女性の方。


活版印刷工房「ユートピアノ」の 松永紗耶加(さやか)さん。

一見すると、「印刷」という言葉とはおよそ結びつかない癒し系の方なんですが、
活版印刷を始めたいきさつを聞いて、かなりびっくり。

印刷を頼んでいた活版印刷工場が廃業することになってしまったんです。
活字も、印刷道具もすべて廃棄されちゃうときいて、あまりにもったいなくて・・・

               譲ってもらったんです(笑) 


まるで気合の入った骨董収集家のようですが、松永さんは単なる収集家ではないんです。
活版印刷の道具を譲り受けた後、修行と勉強を重ね活版印刷の技術を身につけたんです。
私も職人の端くれですので、「技術を身につける」難しさは、それこそ身に染みて感じているので、
このお若さで活版印刷のプロとして活動されていることに敬服いたしました。

で、松永さんから「活版印刷」の作業を教えていただきました。
画像で流していきますね。

ピンセットで必要な文字を探していきます。
整理されて並んでいるとはいえ、どれだけすごい記憶力!



めちゃくちゃ古い「辞書」
所蔵している活字には現用漢字以外のものもあるので、
このような古い文献も必要なのだそうだ。



拾い集めた活字は、原稿サイズに合わせてレイアウトされていく。
この机の上の作業風景は、とても現代で行っているとは思えない。

「ただいま大正初期に無事にタイムワープしました。」
気分はNHKの「タイムスクープハンター」・・・



これが名刺サイズに組まれた活字の版(一部ぼかしあり)
さまざまな大きさのブロックや板を隙間なく埋めていく。

お客さんのレイアウトが一件づつすべて異なることを考えると、
このようにきれいに隙間を埋めていく作業は
まるで「完成図のないジグソーパズル」



そうして出来上がった版を「印刷プレス機」にセットする。





「プレス機」といっても、完全手動のレトロな「ハンドプレス!」
しかも印刷は一枚づつの完全手作業!

ハンドルの長さとカーブ、工夫された持ち手の握りの形状が
このプレス作業が相当な力仕事であることを暗に物語っています。





私はこれを説明してもらった直後に名刺を注文してしまいました(笑)。

ちなみ活字の大きさと文字によっては、松永さんの膨大な活字在庫にもないことがあります。
私が名刺を作ってもらった際には、「宮原 一暢」の「暢」がなかったんですが、
活字を新規で作ってくれるそうで、製作費も一文字につき数百円程度なので安心です。

「鋳型」の技法で製作された活字。
「そうか、新しい活字は鉄の銀地肌なんだ・・・」
あたりまえだけど、意外な感想



紙質もたくさんの候補から選んぶことができます。せっかくの「活版印刷」ですので今回は、
厚い紙を選んでいただき、活版印刷の立体感を存分に楽しんでみることとしました。

松永さんの仕事ぶりはとっても丁寧。
あたらしい「暢」の活字が出来上がった後に、希望のレイアウトで試し刷りをしていただき、
それを画像で送っていただき、きちんと出来上がりを確認できます。
「プロの職人さんだ!」と同じモノづくりに携わるものとして、とてもうれしく思いましたし、
安心してお願いすることが出来ます。

ただ完全手作りですので、今どきの印刷会社のように
「名刺最短30分」、「翌日発送」というわけにはいきません。
選んだ紙の発注裁断、在庫にない文字の発注、丁寧な版組み、インクの乾燥などなど・・・
「印刷物」ではなく、もはや「作品」と考えてくださいね。

興味の湧いた方は

  「活版印刷 ユートピアノ ひがしやま荘」

のキーワードで検索して見てくださいね。




いきなりの訪問だったのにも関わらず
作業風景を快く撮影させていただきました。
撮影中は終始笑顔の絶えない楽しいひと時でした。
ありがとうございました。