2019年12月27日金曜日

「オリンパスXZ-1」を引っ張り出す。

店主の宮原です。



最近使っていなかったコンパクトデジカメ「オリンパス XZ-1」を引っ張り出しました。

2011年発売のカメラです。

F1.8~2.5 という明るくて大きなレンズが特徴でした。
*画像左の「F1.8]のシールは評判悪かったですが・・・





当時、商品撮影用に購入したのですが、カメラに詳しくなってくると、いわゆる「沼」というものにはまり込んでしまい、多くの人と同様に「一眼レフカメラ」に興味が移ってしまい、このカメラは半年程度しか使うことがありませんでした。




それからは、一眼レフ(Nikon)で撮影を重ねてきましたが、先日この「XZ-1」で撮影した一枚の画像を見て、改めてこのカメラの凄さに気づきました。それがこの画像。

京都の「清水寺」
X0.75 ワイコン使用


この「XZ-1」の画像センサーは「CCDセンサー」で、現在の一般カメラには全く使われていません。XZ-1が一般的カメラでは「最後のCCD機」とも言われています。実際、XZ-1の後継機である「XZ-2」には「CMOSセンサー」が使われています。

このCCDセンサー、低感度(明るい場所)では実に解像感が高い画像をたたき出します。 画素数自体は「1000万画素」で、今ではスマートフォンより低い画素ですが、低感度では 一眼レフ「APS-Cセンサー」2000万画素と勝負できます!(個人の主観です)




またCCDセンサーは「明るいところは明るく、暗いところは暗く」なる特徴があり、明暗差がはっきりしたコクのある画像となります。
*現在ではどちらかというと欠点となっていますが・・・


京都にて 母親の名前だった・・・


京都「龍安寺」の石庭まさに「明るいところは明るく、暗いところは暗く」




ではこのXZ-1の高感度(暗い場所)ではどうかというと・・・

「京都タワー」にて

京都駅付近

これは使えません。暗い場所は本当にダメです。
XZ-1のレンズは当時のコンパクトデジカメとしては破格の「F1.8」の大口径レンズです。いわゆる「明るいレンズ」ですが、それでも暗い場所での撮影がこれなのだから、後継機の「XZ-2」が高感度(暗い場)にも比較的有利な「CMOSセンサー」を採用したの当然だったでしょう。






XZ-1空白の8年間、一応フルサイズセンサーのカメラまでを経験してたうえで、あらためてこのカメラの画像を見てみると、明るい場所、順光の被写体については驚くほどきれいな画像を記録してくれていました。来年はこの「XZ-1」もう一度楽しんでみます!



以下、2012年 このXZ-1で撮影した画像です。

京都「金閣寺」
X0.75 ワイコン使用


京都「銀閣寺」
X0.75 ワイコン使用


京都「上賀茂神社」境内にて
X0.75 ワイコン使用


京都「南禅寺」と「琵琶湖疎水」
X0.75 ワイコン使用



京都「広隆寺」境内にて