店主の宮原です。
とある日、工房の庭に、なんと「雛:ヒナ」が落ちていました!
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発見したときには 何の鳥か全くわかりません |
まだきちんと飛ぶことができないのかもしれず、私を見ても飛び立つ気配がありません。
「さて、これはいったん保護するべきかな・・・」と頭をよぎりましたが、ここでとあるポスターを思い出しました。
それがこれです。
これをとっさに思い出したので、雛には全く手を出さずにそのままにしました。
そして「親鳥が近くにいるはず!」と思い、周囲を見渡してみると、一羽の「ムクドリ」がさかんに飛び回っています!!
雛の親で間違いなさそうです!
親鳥の存在を確認できたので、私はいったん工房内に戻り、また数分後に先ほどの場所をのぞいてみると、雛も親鳥もすでにいなくなっていました。
いや~、本当にこのポスターに書いてあるとおりで、雛は「落ちていた」のではなく、親鳥に見守られつつ、地面に降りていたのです。
調べてみると「巣立ちの練習」をする際に、雛が地面に降りてしまうことがあるらしく、それを人間が「地面に落っこちているように見てしまう」とのことでした。
だから安易に保護してしまうと、親鳥にとっては
「我が子が突然いなくなる!!」
という恐ろしい事態になってしまう訳です。
自然のなかで生きている野生生物に対しては、「より慎重な行動が必要なのだ」としみじみ感じた出来事でした。