2018年2月22日木曜日

新商品、まもなくラインナップです。


「キラフテ 木の靴べら専門店」 店主の宮原です。


現在、1年間あたためてきた新商品が最終テストを迎えています。!




「えっ、どこが新商品やねん?今までの携帯靴べらやんけ!」

との声が聞こえてきそうです(笑)・・・

では比べてみます。


上が新商品です。








そうなんです。ピンクアイボリー材の周りに、白いカエデ材で
「縁取り」をしたんです。

白い縁取りを施すことで、濃い黒檀材と淡いピンクアイボリーとの
コントラストをより強調してくれます。少しだけ「可愛い」が増えます。



でも、「たったそれだけのことになんで1年もかかるじゃ?!」


私自信も、当初は簡単にできる!と思ってたんですが、
実際に試してみると、以下のように・・・

左右の矢印部分の幅が・・・(左が大きい)



部材が単体の場合は、きちんと「真円」が出ているのですが、
やはり、ふたつの部材を接合したあとに再び「真円」を出すのは
かなり難しいことがわかりました。

ふたつの部材を接合するためには、芯になる部材をいったん旋盤から
外して、外側の部材と接着してから、再び旋盤にセットして削りますが、
温度や湿度の変化により、木材がわずかながら変形しているため
芯ぶれが起こっていたのです。

しかも、加工した部材の直径はたったの「12ミリ」なので、
0.05ミリ(コピー用紙一枚分の厚み)の芯ぶれで、画像のような
幅の差が出てしまうのでした。





それから一年。

ご覧ください!

きれいな「白縁」が出来上がりました。


ふたりの職人の、「プチ・プロジェクトX」の成果です!
(当工房はふたりしかいませんので)
これで量産しても、高い確率で「真円」を確保できます。


あとは不具合が本当に克服できているかの検証を終えてからの生産です。
1~2ヶ月程かかるかと思います。価格は少しプラス(¥500)になりますが、
今までと変わらず、精魂込めて製作に当たる所存です。